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くまとこいぬ(アンザク童話パロ) 

今回発行したようちえん本でヒューレー先生が園児達に読み聞かせていた童話を何気なく書き始めて見たりしますwアンザク設定をなぞったオリジナルっぽい童話パロですが、気になる方はどうぞww

いきあたりばったりで書いているので、色々あれかも知れませんがご愛嬌ーww



『つづきはこちら』からーv









とある森に、一頭のおおきなおおきな熊がいました。

その熊はリスや鳥、ウサギやキツネの森のみんなにとても慕われていました。そして、その熊もそんな森の皆が、この森がとても大好きでした。

そんな熊がある日、一頭で森を歩いていると、どこからか声が聞こえます。
くーん、くーん、と、泣いている様な、誰かを探している様な、そんな悲しげなその声に、熊は辺りをきょろきょろと見回します。すると、暗い暗い藪の中から、

一匹の真っ黒な子犬がぴょこんと顔を出しました。
そしてそれからも子犬は変わらず、くーん、くーん、と悲しげな声を上げて泣いています。熊はその子犬にそっと近付くと、言いました。

「どうした?こんなところにたったひとりで」

すると子犬は泣きながら、熊の足元に近付き、その小さな前足で、熊の足にしがみつくと言いました。

「ひとりぼっちになっちゃったの」

そして再び泣き続ける子犬を見て、熊はやさしく言いました。

「それならこの森で暮らすといい。きっとみんな、お前にやさしくしてくれる」




すると子犬はにわかに泣き止み、にっこりと笑うと熊の広いふかふかの胸に抱きつきました。






*つづく*

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