memo
寝るとか言っといて
スタンスはアンザク前提で消化してゆきたい心意気。
今日はカンザクだよ!
『つづきはこちら』からよろしければー!
1.恋人?保護者?
神羅ビル内のソルジャーで賑わうカフェテリアにて。
「なあ、カンセル」
「なんだよ」
「コイビトとホゴシャの違いって何だと思う?」
「…あぁ?何だよやぶから棒に」
不意のザックスの質問に、カンセルは飲み掛けたコーヒーのカップをテーブルに戻した。
またこいつは訳の分からない質問を―、と呆れかけたが、しかし何時に無くザックスのその表情が真剣で。
「何だよ、また年下の女の子にでも手ぇ出したのか?」
そんな少し固い空気を解すかの様に、少しおどけた様に問い返すカンセル。
するとザックスはがばっと顔を上げ、ぶんぶんと首を振る。
「違ぇよ!年上!!」
「え、お、お前、いつの間にそんな―」
憧れの年上のおねいさんとお知り合いになったんだよこの野郎…(泣)。とカンセルは泣きたくなる気持ちにもなったが、ここは親友の悩みを敢えて聞いてやろうじゃないか。うん。俺って大人。そう思いなおして、改めて話を聞く事にした。
「で、お相手はどんな難攻不落の城なんだ?ザックス」
「うん…俺はさ?俺は真面目にあいつの事好きなんだよな。それはあいつも良く分かってくれてると思うんだけど」
「うんうん」
「そうじゃなきゃあんなに何回も愛してる愛してる言ってくれないわけだしさ」
「うんう…ん…(苦)」
「でもみんなの前じゃ俺を子ども扱いしてさ!やれ生活態度がなってないだの、風呂は毎日入れだの、(ソルジャー)服は毎日洗えだの」
「う…ん?(疑)」
「それじゃまるでお袋じゃん!保護者じゃん!!結局あいつは俺の事全部は愛してくれてないんじゃないかっt… ってカンセル、聞いてんのかよぅ」
カンセルが暫し首を傾げて固まる事数秒。ザックスもそれに習って首を傾げ返す。
「あ、あのさ、お前」
「うん?」
「お前の相手って…もしかして」
「うん??アンジールの事だけど?他に誰がいんだよ」
水を打った様に静まるカフェテリア。
その場の空気を誤魔化す様に徐にコーヒーを取り上げるカンセルの手がカタカタ震える。
ああ、そう。そう言うことなの。ああ、そう…
「なあなあ、そう言う時ってさぁ、どうしたらいいんだろうなぁカンセルー」
そう言うことを俺に聞くのか…
カンセルは脳内何処を探しても当てはまる言葉を見つける事が出来ず。
「ま、まあとりあえず、が、頑張ればいいんじゃないかな…」
そうぼそっ と呟いて明後日の方向を遠い目で見つめるしかなかった。
「えー何を頑張ればいいんだよー?あ、あれか!夜のお勤ぁwせdrftgyふじ」
「でかい声で言うなそう言うことをおおおおお(慌)!!!???」
■おわる■ お題提供:TOY*様 年の差カップルに10題
カンザク書いてると楽しいわーw