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日々雑感、ときたまミニSS。
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てぶくろ買った 

何年も使っていた革手袋がとうとう行方不明になったので手袋を新調しますたv今度は毛糸。あったけえーーーvv

そろそろ朝の冷え込みがハンパ無くなって来たのでね…!手がちぎれる…!
なのでその手がちぎれる にちなんだSSなんぞ書き殴ったので置いていきますーアンザクだよ!

相変わらずうちのひげと子犬は子供かと…
まあ書いてる本人の脳が子供だから仕方ないw

よろしければ『つづきはこちら』からどぞーん。




■メルフォお返事■

16日:通販再開楽しみに~の方

メールありがとうございますーvv礼装天使に御反応下さりありがとうございました!!
ゲストさま方の礼装アンジがほんともうハンパないですお!!どこをめくっても礼装アンジールですから!!

通販も来年、出来るだけ早い時期に再開したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します!!






 


「うああああ寒ぃよいてぇよちぎれるよぉぉぉ」
「お前が悪いんだろザックス(怒)!」

雪中行軍の中、ザックスが両手をこすりこすり、ぎゃあぎゃあわめきながら付いてくる。
アンジールはその様子にいい加減いらいらしていた。

 


■暖かい場所■





「雪山での任務だ とあれ程言っておいたのにそんな軽装備で来るからだ!」

それもその筈、重い黒の革コートに雪上仕様のロングブーツ、重ねて保温効果の高いグローブと言ったアンジールの完璧な防寒装備に比べて、ザックスと言えば、

「だって幾ら探しても見つからなかったんだもんよ…(泣)」

コートだけは何とか着込んではいるものの、それも薄手の見るからに寒々しいもの。その上、

「もう両手の感覚ねーよぅ…;」

戦闘用グローブはおろか、手袋すら無しの素手の状態。
アンジールはそんなザックスの準備不足に腹を立てていたのだった。全くこの子犬はいつもいつも何度言ったら。


「…自業自得だ。次の休憩地点まで我慢するんだな」
「えええええ!次って後何キロあると思ってんだよアンジール!」
「その何キロかの道程を、装備の重要さを考えながら歩け」
「うぇぇぇ…;」

 


それから無言で歩き続ける事数十分。先刻まで痛いだの冷たいだのちぎれるだのとわめいていたザックスも自分の不甲斐なさを反省しているのか、しょんぼりと後を黙って付いてくる。
そんなザックスをちらちらと振り返りつつ見ていると、アンジールにも僅かな仏心が浮かんでくる。

確かに、ザックスの両手は真っ赤になっていた。痛々しいほどに。
あんな手では、いざこの場で戦闘が起こった時、満足に剣すら握れないだろう。それでは困る、とも。


「…おい、ザックス」
アンジールは不意にザックスに振り返ると、『何か』をザックスに向かって投げて寄越した。
「…え、なになになに」
突然投げられた『何か』をザックスは凍えて覚束ない手で必死に受け取る。するとそれは、

「…あ」

アンジールの『グローブ』だった。右手側の。
ザックスはそれを手にしたまま、たたた、とアンジールに追いつくと、彼を見上げて言った。
「貸して くれるのか?」
アンジールはその問い掛けに、呆れた様な表情で答える。
「…仕方ないだろう。そんな手で今突然モンスターでも出て来たらどうする」

そんなつまらない事が原因でやられでもしたら、お前を指導している俺自身がいい笑い者だ。
そういつもの顰め面で続けるアンジールに、ザックスは。

「…アンジール…っ!!」
「…ん?」

「あんたやっぱり俺のこと心配しtーーーー!!(ムガモガ)」
「いいから歩けッ(怒)!!!こんな事でいちいち飛びついて来るなうっとおしい(怒)ッ!!!」

 

 

それから片手づつ、グローブを付けた手を振りながら並んで歩く。
しかし今度はザックスがアンジールに問うた。


「…右手、冷たくないか?」
俺にグローブ貸しちゃったから。そう言ってザックスが見つめるアンジールの右手も、少しづつ赤みが差してきていた。
「ごめんな、アンジール」

珍しくしおらしいザックスのその言葉に、アンジールは意外さを覚えながらも、
「別に気にする事は無い。どのみちもうすぐで―」

休憩地点だしな。そう答えようとした、その時だった。

 

「せめてこうしたら、ちょっとはあったかいかな」

ザックスは不意にアンジールの右手を取り、自分の左手と繋ぐ。そして自分のコートのポケットにアンジールの手ごと突っ込む。

「おま、お前、いきなり何をする(焦)っ」
「え、だって、手冷たいだろ?こうすりゃお互いあったかいかなーと思って」
「…こんな状況で誰かが来たらどうするつもりだ」
「え?誰かって誰だよ?モンスターか??」
「…あああもう…(汗)そうじゃなくてだな…」


けれど、確かに暖かい。
ザックスの体温が少しづつ、冷え切った掌から伝わって来る様で。


「…解った。お前の好意は受けよう。だがな」
「ん?」
「…お前(の身長)に合わせていたら歩きづらくて敵わない」

アンジールはそう言うと、ザックスの手を繋いだまま、今度は自分のコートのポケットに突っ込んだ。

 

いつもいつも手の掛かる、時には腹立たしい子犬だが。とアンジールは思う。
こうして時折見せる、些細だけれども純粋な優しさがとても愛しい。

 

「…あれ、アンジール」
「…何だ」
「何か顔赤くね?」
「あ か く な い (怒)!!さっさと行くぞっ!!」
「ええええ何で怒ってんだよ意味解んねぇ!!」

 

願わくば、この小さなポケットの中のぬくもりの様に、自分も。
彼の為の一番の暖かい場所になれたら、と、


アンジールは、心の片隅でそう思いながら。

 

 

 

「さっさと歩かないと雪の中に置いていくぞっ(怒)!!!」
「ちょ、早ぇよアンジールっ(怒)!!鬼!!スパルタ反対!!」

 

 

 

 

 

■END■


えええ自分で書いててラスト意味不明wwwwもういいやwwww

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