memo
たばこのおはなし。
出来ないんだよね…禁煙…orz意思が弱い事この上なす…!!
昔1回だけ24時間禁煙してみたんですけど、これが辛かった…(←
何で自分禁煙席にいるんだろ とか
手持ち無沙汰になっちゃってそわそわ、いらいら。
あああああほんとどうしたら止められるんだろう。もしあんじに「煙草はやめろ!」って言われても、これだけはきっと止められないだろうな…いい事なんて一個もないことわかってるのにさ…!
と言う訳で、唐突ですが煙草SS書いてみました(←ほんと唐突だな)。
煙草吸ってるあんじなんて嫌!!と言う方はスルーでおながいしますよー。でも理由があって吸ってるんだよ、と言う事はSSに書いてますが。おk!と言う方は【つづきはこちら】からこっそりどぞー。短いですぜ。
「あれ…アンジール」
いつもは植物に囲まれた清浄な空気漂う彼の私室。
しかし今日はいつもとは違う【匂い】がした。
その特有な香、
僅かに白く曇った室内。
「…煙草なんて吸ってたっけ」
これが最初で最後であった。
ザックスがこんな彼を見たのは。
■Cigarette of funeral■
テーブルの上に、小さな灰皿が一つ。
その中に数本、殆ど長いままの状態で揉み消された煙草があった。
ザックスはその中の一本を取り上げると、しげしげと見つめる。
「あんたには似合わないよ。煙草なんてさ」
しかし当の本人であるアンジールは、深々とソファに腰を沈めたまま、ただ黙って組んだ両手に顎を預け俯いている。その表情も何処か浮かないもので。
「なんか、あったのか?」
いつもとは違う彼の様子に、ザックスは俄かに戸惑い声を掛けるが、アンジールはただ黙って新たな一本に火を点けた。
そんな彼の行動に、ザックスは。
「何か言ってくれよ!黙ってちゃわかんないだろ!?それとも―」
思わず憤り、声を荒げる。そして、
「俺なんかには話せない話なのかよ…」
そう言い、僅かに声を震わせた、その時だった。
「―今日、俺の友人が死んだ」
「―え」
不意に口を開いたアンジールのその言葉に、ザックスは言葉を飲む。
「そいつが、好きだったんだ」
この煙草が。
アンジールはそう言って、ソファの背もたれに背を預けると、天井に立ち上る煙を見つめた。
「こんなもの―、何処が良かったんだか、俺には最後まで解らなかったがな…」
ザックスは気付いた。
これは、彼なりの、友人に対する弔いなのだと。
そんな現実を話され、言葉を見失うザックスに、アンジールは続ける。
「本当に、何処がいいんだ、こんなもの…煙が」
目に沁みるだけではないか、と
その天井を仰いだ瞳から、一筋の涙を流して。
「………ごめん、俺、知らなくて―」
ザックスはその謝罪の言葉を口にするだけが精一杯で、しかしアンジールは小さく首を横に振る。そして、
「…窓を開けてくれ、ザックス。目が痛んで敵わない―」
そう言うと、咥えた煙草はそのままに、目頭をそっと押さえつつ、流れ続ける涙を拭った。
ザックスがそんな彼を見たのは、
これが最初で最後であった。
友の死に涙を流す、そんな彼の姿を見たのは。
■END■
あれれれれ暗くなっちゃっt…orz
基本あんじはNO SMOKERがいいです…体に悪い事は絶対しなさそうだ!!